2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[20p-G203-1~8] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2018年3月20日(火) 13:15 〜 15:30 G203 (63-203)

正井 博和(産総研)

15:00 〜 15:15

[20p-G203-7] シリカガラス中の格子間Cl2およびClClO分子の発光およびラマン分光法による検出

Skuja Linards1、〇梶原 浩一2、Krisjanis Smits1、Silins Andrejs1、細野 秀雄3 (1.ラトビア大、2.首都大、3.東工大)

キーワード:シリカガラス、格子間塩素分子、発光

塩素は気相法によって合成されたシリカガラスの主要な不純物であり、一般的な原料であるSiCl4や、SOCl2などのSiOH除去用の塩素系脱水剤から取り込まれる。シリカガラス中の塩素の大部分はSiCl基として存在するが、一部はCl2やHClなどの格子間分子にも変化する。しかし、これらの高感度検出は一般に難しい。本発表では、格子間Cl2の近赤外発光とこれを利用した高感度検出法の開発、および格子間ClClO分子の発見について報告する。