[20p-P2-1~13] 3.4 生体・医用光学

[20p-P2-4] 光ヘテロダイン検波を用いた循環する散乱媒質水溶液のグルコース濃度測定

〇阪野 翔太¹、岡井 雅晃¹、和田 健司¹、堀中 博道¹ (1.阪府大院・工)

キーワード：光ヘテロダイン検波法、血糖値測定、非侵襲測定

光ヘテロダイン検波法を用いた非侵襲血糖センシングの検討を行った．この方式の特徴として，ビート信号の大きさが散乱媒質透過光の電界に比例し，有効信号強度の散乱による減衰が少ないこと，ビート信号の位相シフトを測定することでグルコース濃度をmg/dLの単位で求められることが挙げられる．今回は，光源波長を散乱の影響の小さい785 nmに換え，体外での非侵襲血糖モニタリングを想定した実験を行ったので報告する．