9:00 AM - 11:30 AM
[18a-N302-1] 「半導体デバイス:その動作原理を物理の基礎から理解する」
―― もう一度,学部の基礎から復習してみよう ――
講義内容:
スマホからスパコン,そしていま話題のAI・ディープラーニングまで.その演算を支えるのは半導体デバイスである.デバイス動作の原理とは何か?これを半導体物理の基礎の復習から始めて,詳しく解説する.MOSFET動作の復習,Metal/半導体のコンタクトの理解(Fermi-level pinning 等の説明も含む).また,Floating gate memory の原理を,ホットエレクトロン現象発見当時のエピソードも絡めて解説.また、今後のAI・ディープラーニングへの展望についても一言.
1971年大阪大学工学部電子工学科卒.1974年大阪大学大学院・基礎工学研究科・物性学専攻を博士課程1年で中退,1974年東芝入社,東芝総合研究所でMOS集積回路の研究開発に従事.1978年~1980年,スタンフォード大客員研究員としてレーザアニールの研究.1986年東芝を退社し東北大学工学部電子工学科助教授に.低温半導体プロセスの研究から知能デバイスの研究を展開.1997年5月~2013年3月東京大学教授,“最先端半導体技術を用いて脳の機能をVLSIチップ上に構築する研究”を展開.2013年4月~2019年3月APEX/JJAP 専任編集長.応用物理学会フェロー,功労会員.