2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[18a-PB3-1~47] 15.4 III-V族窒化物結晶

2019年9月18日(水) 09:30 〜 11:30 PB3 (第二体育館)

09:30 〜 11:30

[18a-PB3-22] InGaN/GaN多重量子井戸における表面プラズモン増強の温度依存性

村尾 文弥1、松山 哲也1、和田 健司1、船戸 充2、川上 養一2、岡本 晃一1 (1.阪府大院工、2.京大院工)

キーワード:表面プラズモン、InGaN、LED

我々は金属/誘電体界面に発生する表面プラズモン(SP)を利用しInGaN系発光材料の発光速度を速め,発光を大きく増強できることを2004年に実証した.最近ではデバイス応用へ向け,多重量子井戸(QW)構造におけるプラズモンの増強メカニズムについて調べ,多重QWでもバリア層の厚みを調節することでSPの侵入長を越え内部量子効率(IQE)を改善できることを明らかにした.今回はSP増強の温度依存性を調べ,多重QWでのSPによる増強原理について検討した.