2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[19a-E203-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2019年9月19日(木) 09:00 〜 12:15 E203 (E203)

古川 一暁(明星大)、三宅 丈雄(早大)

09:15 〜 09:30

[19a-E203-2] 細胞膜の形状と分子パッキングを同時計測可能な新規光学顕微システムの開発

〇(M1)野呂 捷太1、渡部 舞美1、東郷 祥大1、藤井 真衣2、菅沼 雅美1、小林 成貴1、川村 隆三1、松﨑 賢寿1、中林 誠一郎1、吉川 洋史1 (1.埼大院理工、2.埼大理)

キーワード:がん細胞膜、光学顕微システム、膜流動性

がん細胞の細胞膜は,不飽和アシル鎖を有する短鎖のリン脂質を多く含むことが知られており,正常細胞の膜より流動的であることが示唆されている.しかし,このような細胞膜の流動性の違いが,接着や運動などのがん細胞の動態に与える影響については不明な点が多い.そこで本研究では,がん細胞膜の動態と分子構造との定量相関を明らかにすることを目的に,細胞膜の形状と分子パッキングを同時に測定できる光学顕微システムを開発したので報告する.