2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

コードシェアセッション » 【CS.3】 3.10 光量子物理・技術、3.11 フォトニック構造・現象、9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート、11.5 接合、回路作製プロセスおよびデジタル応用、13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイスのコードシェアセッション

[19a-E208-1~10] 【CS.3】 3.10 光量子物理・技術、3.11 フォトニック構造・現象、9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート、11.5 接合、回路作製プロセスおよびデジタル応用、13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイスのコードシェアセッション

2019年9月19日(木) 09:00 〜 12:15 E208 (E208)

辻野 賢治(東京女子医大)

11:30 〜 11:45

[19a-E208-8] 超伝導量子回路を用いたマイクロ波単一光子検出

Ivan Iakoupov1、松崎 雄一郎1、William J. Munro1、〇齊藤 志郎1 (1.NTT物性基礎研)

キーワード:超伝導、単一光子検出器、量子ビット

我々は超伝導量子回路を用いた非吸収型の単一マイクロ波光子検出器を提案し、光子の識別性が98%となることを理論的に確認した。提案する検出器では、伝送線路と高Q共振器とを超伝導量子ビットを介して結合することにより、伝送線路からの光子の入射を共振器の状態変化として検出することが可能となる。さらに、高Q共振器を検出器として用いることで、従来の超伝導量子ビットを用いた手法よりも光子の識別性向上が期待される。