2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

9 応用物性 » 9.1 誘電材料・誘電体

[19a-PB1-1~11] 9.1 誘電材料・誘電体

2019年9月19日(木) 09:30 〜 11:30 PB1 (第二体育館)

09:30 〜 11:30

[19a-PB1-11] (Bi0.5Na0.5)TiO3-ZnO複合体セラミックスの脱分極温度に対する急冷効果

板倉 佑宇人1、高木 優香1、永田 肇1、竹中 正1 (1.東理大院理工研電工)

キーワード:非鉛圧電セラミックス、急冷処理、酸化亜鉛

環境への配慮から非鉛圧電材料の開発が急務となっている。その候補の一つとして(Bi0.5Na0.5)TiO3[BNT]があるが、脱分極温度が低いことが課題である。近年、本焼の降温時に1100℃から急冷(クエンチ)処理を行うことでBNTのTdが高温化することが報告されている。またJ. Zhangらの研究では、BNT系材料に酸化亜鉛ZnOを複合化することでTdが高温化することが報告されている。本研究ではBNTにZnOを複合化したBNT-Zn100xの急冷処理によるTdの高温化について検証した。