2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[19p-PB7-1~16] 12.1 作製・構造制御

2019年9月19日(木) 16:00 〜 18:00 PB7 (第二体育館)

16:00 〜 18:00

[19p-PB7-15] 光学活性アミンを用いたペロブスカイト化合物の光学特性評価(I)-ハロゲンによる波長制御-

星野 克仁1、藤田 正博1、竹岡 裕子1、陸川 政弘1 (1.上智大理工)

キーワード:二次元ペロブスカイト、円二色性、光学活性アミン

長鎖アルキルアミンとハロゲン化鉛から構成される有機-無機層状ペロブスカイト化合物は優れた光吸収能と発光特性を示し、光学材料として注目されている。光学活性アミンの導入により、円二色性などの円偏光特性を発現する。本研究では光学活性アミンを用いたペロブスカイト化合物のハロゲン種を変化させ、吸収、及び円二色性の波長制御を検討した。S体の光学活性アミン(S-MBAI)と所定量のPbI2、PbBr2から作製したS-MBAPbI4-nBrn (n = 0, 1, 2)薄膜のUV-vis吸収スペクトル測定の結果、Brの含有率に依存して励起子吸収が短波長シフトした。CD測定の結果、S-MBAPbI4-nBrn (n = 0, 1) 薄膜は励起子吸収に対応するCDを示した。