[20p-PA3-1~42] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

△ [20p-PA3-20] 溶液成長法によって作製したBP3T単結晶からの光励起レーザ発振

〇(D)松尾 匠¹、水野 斎¹、佐々木 史雄²、柳 久雄¹ (1.奈良先端大物質、2.産総研電子光技術)

キーワード：有機半導体レーザ、協同的発光増幅、ポラリトンレージング

電流励起での狭線化増幅発光および光励起下において超蛍光などの協同的発光増幅現象の関与5,5”-bis(4-biphenylyl)-2,2’:5’2”-terthiophene (BP3T)単結晶から観測されている。BP3T単結晶はこれまで主に気相成長法によって作製されており、それらは結晶端面が丸みを帯びた形状をしているため結晶単体でのFabry–Pérotモードでのレーザ発振が困難であったが、我々は溶液成長法によってパラレルな端面を持つBP3T単結晶を作製し、発光の0-2, 0-1帯の両方でレージングしたスペクトルを得ることができた。