2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.6 超高速・高強度レーザー

[10a-M135-1~11] 3.6 超高速・高強度レーザー

2019年3月10日(日) 09:00 〜 12:00 M135 (H135)

乙部 智仁(量研機構)

10:45 〜 11:00

[10a-M135-7] ベンゼンの励起状態ダイナミクス:メチル基付与の影響

足立 俊輔1、鈴木 拓弥1、工藤 章太郎1、鈴木 俊法1 (1.京大理)

キーワード:光電子分光、真空紫外

励起状態ポテンシャル曲面上に複数の円錐交差(CI)が存在するとき、CIの通過時刻や通過後の分岐比を理論的に予測することは容易ではない。そこで、理論計算に含まれる様々な近似の効果を評価するためのベンチマーク実験が必要となる。我々は、真空紫外光をプローブとした時間分解光電子分光により、CIの通過中および通過後の反応ダイナミクスを探る実験手法を開拓した。本発表では、ベンゼンのS2状態を光励起した後の反応ダイナミクスに関して、メチル基付与の影響を調べた結果について報告する。