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[10a-PA2-6] D1及びD2遷移を併用したセシウム原子のCPT共鳴観測
キーワード:CPT共鳴、薄いガラスセル、光ポンピング
超伝導量子干渉素子磁束計は高感度であるが、非常に大型かつ高価である。本研究では低コスト・コンパクト化を実現するために、薄いセル中のセシウム原子のCPT共鳴を用いた磁気センサの開発を目的とする。薄いセルを用いると、低コスト・小型化、磁場測定の空間分解能の向上が可能であるが、信号強度が小さくなる。今回、Cs原子の二つの吸収線であるD1及びD2遷移を併用したCPT信号の観測を試みたので報告する。