2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[10a-PA4-1~10] 9.1 誘電材料・誘電体

2019年3月10日(日) 09:30 〜 11:30 PA4 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[10a-PA4-7] 第一原理計算によるZr添加AlNの圧電性に関する研究

江藤 和也1,2、平田 研二2、Anggraini Sri Ayu2、秋山 守人2、上原 雅人1,2、山田 浩志1,2 (1.九大総理工、2.産総研)

キーワード:圧電体、窒化物、第一原理計算

ウルツ鉱型結晶構造を有するAlNは、高いQ値と良好な温度安定性を持つ圧電体である。そのため通信端末用のFBAR型BAWフィルタに使用されている。AlNへのSc添加により、圧電特性が飛躍的に向上することが知られている。しかし、Sc金属は高価であることから、代替元素が実験や理論計算により盛んに探索されている。本研究では、Zr添加AlNの圧電定数を第一原理計算で調査した。その結果、Sc添加AlNと同様に圧電定数の向上を確認した。