[10a-S223-1~10] 13.8 光物性・発光デバイス

[10a-S223-1] 熱および光刺激ルミネッセンスによる残光性ZrO₂の準安定エネルギー準位評価

〇岩崎 謙一郎¹、澤村 健司¹、中西 貴之¹、安盛 敦雄¹、岩倉 章貴²、中島 靖² (1.東理大基工、2.DKKK)

キーワード：熱ルミネッセンス、光刺激ルミネッセンス、ZrO2

本研究はドーパントを必要としない残光材料である単斜相ZrO₂に注目し、その残光メカニズムの解明を目的としている。従来の方法よりも詳細な準安定準位の評価を行うために、熱ルミネッセンススペクトル測定および光刺激ルミネッセンス測定を組み合わせることで、キャリア解放過程の分析を試みた。熱と光は相互に影響しあうがその関係は単純な足し合わせでは無いと考えられるため、刺激光の波長・温度について詳細な検討を行う。