2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

22 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[10a-W371-1~12] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2019年3月10日(日) 09:00 〜 12:15 W371 (W371)

塩見 淳一郎(東大)、馬場 寿夫(JST)

11:30 〜 11:45

[10a-W371-10] フォノンのアンダーソン局在にモード変換が及ぼす効果

〇(D)吉弘 達矢1,2、西口 規彦1 (1.北大工、2.富士フイルム)

キーワード:フォノン、アンダーソン局在、ランダム超格子

近年、ランダムに異種物質層を積層したランダム超格子の熱伝導特性が議論されている。ランダム超格子に垂直入射する弾性波ではアンダーソン局在が生じ、広い周波数領域で透過率が著しく低下することが知られている。本発表ではランダム超格子に斜入射する弾性波を考える。斜入射時は界面でモード変換が生じ、縦波と横波が結合した混合モードとなる。モード変換がアンダーソン局在に及ぼす効果を転送行列法により明らかにした。