2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

22 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[10a-W371-1~12] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2019年3月10日(日) 09:00 〜 12:15 W371 (W371)

塩見 淳一郎(東大)、馬場 寿夫(JST)

09:45 〜 10:00

[10a-W371-4] 熱励起電荷を利用した増感型熱利用発電の提唱

松下 祥子1、荒木 拓真1、管原 聖弥1、稲川 ゆり1、関谷 颯人1、磯部 敏宏1、中島 章1 (1.東工大物質理工学院)

キーワード:熱エネルギー変換、熱電変換

我々は、色素増感型太陽電池の光励起を熱励起に変えた増感型熱利用発電を提唱し研究を続けている(Mater. Horiz., 2017, 4, 649–656.; ACS Appl. Energy Mater., in press. DOI: 10.1021/acsaem.8b01522.)。本電池の特色としてこれまで、熱源に置いておくだけで発電し、放電後、熱源に置いておくと発電性能が復活するなどの興味深い特徴が確認されている。発表では、STCの概念を証明するために行った酸化還元反応の確認、電極の化学溶解の有無の確認などの手法を報告するとともに、出力向上・発電寿命・発電性能復活時間の短時間化などについて議論する。