2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[10a-W521-1~12] 17.2 グラフェン

2019年3月10日(日) 09:00 〜 12:15 W521 (W521)

永瀬 雅夫(徳島大)

09:30 〜 09:45

[10a-W521-3] グラフェンバイオセンサ実用化にむけたFET特性ドリフトの抑制

宮川 成人1、品川 歩1、牛場 翔太1、木村 雅彦1、小野 尭生2、金井 康2、井上 恒一2、松本 和彦2 (1.村田製作所、2.阪大産研)

キーワード:グラフェン、バイオセンサ、ドリフト

グラフェンFETの応用先の1つとしてバイオセンサが挙げられる。溶液中で帯電した生体分子によってグラフェンのFET特性(電流(Ids)-電圧(Vg)カーブ)が変化することを期待するが、実際にイオン溶液中で繰り返し Ids- Vg特性を評価してみると、電流値が極小値を取るゲート電圧(VDirac)が生体分子がなくとも時間推移(ドリフト)することがわかる。センサ応用する上でドリフト現象を抑制する必要があるため、今回このドリフト現象の要因について追究した。