[10a-W611-1~9] 16.3 シリコン系太陽電池

[10a-W611-6] 両面受光５接合アモルファスSi太陽電池のLED照明下での特性

〇小長井 誠¹、佐々木 崚¹ (1.都市大総研)

キーワード：太陽電池、アモルファスSi太陽電池

両面受光５接合アモルファスSi太陽電池の低照度下での特性を評価した。特にVocの照射光強度依存性を測定した。シングルセルとトリプルセルでは、光強度が1/10になったときの開放電圧の減少の割合（ΔVoc(1/10)）は、0.10V/cellとなっており、理論から予測される範囲内となっているが、５接合セルでは、ΔVoc(1/10)が0.16V/cellと高めになっている。開放電圧の減少分が大きくなる理由は、(i)TCO基板として凹凸の激しいSnO₂を用いているため漏れ電流が大きいこと、(ii)n-a-Si:Hが60nmと厚いため、電極の周辺のa-Si層からの影響を大きく受けていること、などが考えられる。