2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[10a-W621-1~13] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2019年3月10日(日) 09:00 〜 12:30 W621 (W621)

上野 貢生(北大)、斎木 敏治(慶大)

10:30 〜 10:45

[10a-W621-7] 単一銀ナノ粒子2量体間隙に生じたプラズモン・分子エキシトンの強結合系の吸収断面積分光

伊藤 民武1、山本 裕子2、岡本 隆之3 (1.産総研健工、2.北陸先端大、3.理研)

キーワード:プラズモン、強結合、表面増強ラマン散乱

金や銀などのナノ粒子2量体間隙ではプラズモン共鳴と吸着分子の共鳴との間に強結合状態が形成されている。真正共鳴では結合エネルギーの1/N^0.5だけ個々の分子の共鳴エネルギーは変化する(Nは強結合に関与する分子数)。従って、N ~ 1の場合、結合エネルギー数100 meVの系では分子の共鳴エネルギーが大きく変化する。今回、この変化を測定する手法確立の為、単一銀ナノ粒子2量体と少数色素分子からなる強結合系の吸収分光測定を行った。