2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[10a-W810-1~10] 12.2 評価・基礎物性

2019年3月10日(日) 09:15 〜 12:00 W810 (E1001)

山田 洋一(筑波大)、辻岡 強(大教大)

09:30 〜 09:45

[10a-W810-2] 非対称側鎖を有するオリゴチオフェンの結晶構造

大場 涼矢1、葛原 大軌1、吉本 則之1 (1.岩手大院総合)

キーワード:有機半導体、X線回折

有機半導体薄膜の結晶構造と物性の関係を明らかにすることは、有機半導体デバイスの性能向上のために重要である。今回、Quaterthiophene(4T)の一端のアルキル鎖長を8に固定し、もう一方のアルキル鎖長を変化させた非対称Quaterthiophene (C8-Cn-4T)を合成し、成長様式や結晶構造に及ぼすアルキル基の効果の解明を試みた。X線回折の結果、一端のアルキル鎖長を0から12まで長くすると、アルキル鎖長に対応して面間隔d001が増加し、1分子の周期構造を有していた。