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[10a-W810-6] フタロシアニンとそのフッ素置換体混合膜における分子配向と結晶構造
キーワード:フタロシアニン、X線構造解析
我々はフタロシアニンとフッ素置換体の混合膜で、電子準位が電子―四重極相互作用により連続的に変化すると提案してきた。この議論では、薄膜構造が混合により大きく変わらないこと、相分離を起こさず均一に混合していることを仮定している。本研究では、これらを確認するために放射光X線回折より混合膜の構造観測を行った。混合により単体に似た新たな結晶構造が形成されており、上記の仮定が満たされることがわかった。