[10a-W833-1~9] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[10a-W833-4] TeO₂-Ag₂O系ガラスの構造と３次非線形光学特性

〇早川 知克¹、加藤 健太¹、村松 廣亮¹、山本 勝宏¹、林 好一¹、Duclere J.-R.²、Thomas Philippe² (1.名古屋工業大学、2.仏リモージュ大学)

キーワード：銀テルライト・ガラス、３次非線形光学特性、放射光実験

テルライトガラスは低融点、広い光学窓、高屈折率、優れた非線形光学特性および低いフォノンエネルギーなど優れた特徴があり、光を光で制御する全光スイッチ等への応用が期待されている。これまで我々は20Ag₂O-80TeO₂ガラスがアルミナ坩堝での短時間の溶融で赤色を呈し、高い3次非線形光学特性を持つことを報告してきた。このガラス系では溶融時間が長くなるとガラスは黄色に着色する。本研究では放射光実験によりガラスの構造を調べ、光学的バンドギャップEg及び非線形光学特性との関係について調査したので報告する。