[10p-M101-1~6] IoT/IoH時代にむけたスピンデバイス

[10p-M101-6] 超省電力スピントロニクスデバイスの開発：安全・安心・持続可能な高度知的エコ社会の実現に向けて

〇佐橋 政司^1,2、遠藤 哲郎²、湯浅 新治³、與田 博明^4,5、藤田 忍⁴、深見 俊輔²、大野 英男² (1.科学技術振興機構、2.東北大、3.産総研、4.東芝 R&DC、5.S.O.T., Inc.)

キーワード：スピントロニクス、マイコン、電圧制御MRAM

世界最小の磁石である電子スピンが示す不揮発性を活かした「革新的なスピントロニクス技術」を用いて、メモリのみならず論理演算処理部までを揮発性から不揮発性へと技術革新する「コンピュータのメモリ階層の変革」に挑戦する内閣府ImPACTプログラムの取り組みを紹介する。集積回路からのブレークスルーに挑む「スピントロニクス集積回路プロジェクト」では、環境から「収穫した」電力で自立するIoTセンサネットワークの実現を目指した100μW以下のエナジーハーべスティングで駆動する不揮発マイコンの開発を、MTJ物理からのブレークスルーに挑む「電圧駆動MRAMプロジェクト」では、モバイル機器の超小電力化を目指した1ビット当たりの書込みエネルギーが1fJクラスの新概念メモリの開発を紹介する。