[10p-M116-1~22] 9.1 誘電材料・誘電体

[10p-M116-16] [講演奨励賞受賞記念講演] 有機強誘電薄膜の３次元ドメイン壁可視化技術

〇上村 洋平¹、荒井 俊人¹、堤 潤也²、松岡 悟志¹、熊井 玲児³、堀内 佐智雄²、長谷川 達生^1,2 (1.東大院工、2.産総研、3.高エネ研)

キーワード：有機強誘電体、強誘電ドメイン、強誘電ドメイン観察技術

有機強誘電体のデバイス応用に向けて、強誘電ドメインの運動機構を理解する必要がある。そこで本研究では、電気光学効果を用いてドメインを可視化する強誘電体電界変調イメージング（FFMI）を開発した。透過光を検出するFFMI像は深さ方向のドメイン構造を反映し、表面敏感なPFM像と比較することで、ドメイン壁の3次元構造を観察できる。さらに結晶方位との比較から、自発分極に平行な中性ドメイン壁が形成されていることが判明した。