2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[10p-PA2-1~16] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2019年3月10日(日) 13:30 〜 15:30 PA2 (屋内運動場)

13:30 〜 15:30

[10p-PA2-12] 流通システム中における酵素カスケード反応のためのガラス繊維フィルターへの酵素固定化

佐々木 開1,2、吉本 誠1,3、Ghéczy Nicolas1、Walde Peter1 (1.Dept. of Materials, ETH Zurich、2.山形大院有機材料システム、3.山口大応用化学)

キーワード:炭酸脱水素酵素、酵素カスケード反応、流通式反応器

大気中のCO2濃度を温和な条件下で制御するために、生体内でCO2の水和反応を触媒してHCO3とH+を生成させるCarbonic anhydrase(CA)を用いたバイオリアクターが開発されている。我々は、ガラス繊維フィルターを用いた流通式反応器を開発するための基礎研究として、Bovine CA(BCA)とHorseradish peroxidase(HRP)によるモデルカスケード反応を検討した。まず,各酵素-デンドリマー複合体を調製した。これをフィルターに吸着させ,BCA-HRP触媒下のカスケード反応に適用した。