2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[10p-PB1-1~11] 1.6 超音波

2019年3月10日(日) 13:30 〜 15:30 PB1 (武道場)

13:30 〜 15:30

[10p-PB1-1] 128Y-X LiNbO3上の金ナノ粒子による局在表面プラズモン共鳴と弾性表面波の間における影響

佐野 弘典1、近藤 淳1 (1.静岡大学)

キーワード:弾性表面波、局在表面プラズモン共鳴、マイクロ流体

金属表面では外部電場の振動によって局在表面プラズモン共鳴(LSPR)現象が起きる.LSPRはある波長の光強度を増加させる効果がある.その波長や強度の増加量は金属の種類やナノ構造,周囲の環境によって左右される.
一方,弾性体表面にエネルギーを集中して伝搬する波を弾性表面波(SAW)という.SAW伝搬面上に液滴がある場合,液滴の搬送・加熱・霧化を行うことができる.
このため,SAWが伝搬する基板上にLSPRセンサーを集積化できれば,新しいマイクロ流体素子が実現できる.このための基礎研究として,SAWとLSPRにどのような相互作用があるのかについて実験的に検討した.