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[10p-PB5-32] カーボンナノチューブをウレタン樹脂に混合したマイクロ波帯向け電磁波吸収
体の作成と評価
キーワード:電磁波吸収体、カーボンナノチューブ
昨今、電子回路や通信システムの高周波化に伴い高周波領域の電磁波吸収体の需要が高まっている。電磁吸収体の主な材料には、フェライトの焼成体や軟磁性金属、フェライトや炭素材料を分散させた樹脂などが用いられる。ミリ波のような高周波数帯域で高い吸収率が必要である場合には、フェライトのSnoek限界や軟磁性金属の渦電流損失増大による吸収率の低下を回避するため、これらの影響を受けない炭素材料やハードフェライトなどが用いられている。本研究では、炭素材料と金属をウレタン樹脂に混合分散することによって簡素であり、且つ、高周波領域に特化した電磁波吸収体を作成し、その特性を評価した。