2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

[10p-S223-1~11] 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

2019年3月10日(日) 13:45 〜 16:45 S223 (S223)

宮嶋 茂之(情通機構)、山梨 裕希(横国大)

16:00 〜 16:15

[10p-S223-9] 人工多バンド超伝導体における分数磁束量子の観測

山森 弘毅1、田中 康資1、有沢 俊一2、西尾 太一郎3、柳澤 孝1 (1.産総研、2.物材研、3.東京理科大)

キーワード:分数磁束、多バンド超伝導体、走査型SQUID顕微鏡

多バンド超伝導体において、量子磁束を分割できることが理論的に示されており、酸化物高温超伝導体において分数磁束が観測されている。我々は、Nb/AlOx/Nbジョセフソン接合のNb電極をコヒーレンス長より薄くすることで超伝導2層膜による擬似的な多バンド超伝導体を実現し、SQUID顕微鏡観察で磁束量子を観測することに成功したので報告する。