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[10p-S421-7] VHH抗体と表面プラズモンを用いたウイルス核タンパクの高感度検出
キーワード:バイオセンサ、プラズモン、抗体
空気中に存在する微量のインフルエンザウイルスの検出への適用を目指して,ウイルスの核タンパク質を高感度に検出する技術を開発した.高感度化のため,抗原となるインフルエンザウイルスの核タンパク質に対して新規抗体(VHH抗体)による抗原抗体反応を用い,VHH抗体に標識した蛍光色素からの発光を表面プラズモン共鳴により増強する検出方法を検討した.その結果,緩衝溶液中に核タンパク質を分散させた実験において,小型で結合能の高いVHH抗体,スパッタで作製した発光増強度を高めたプラズモン基板,エチレングリコールを含む混合系の自己組織化単分子膜を用いることにより,1pMの核タンパク質の検出が可能であることを実証した.