2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[10p-S421-1~9] 12.7 医用工学・バイオチップ

2019年3月10日(日) 15:45 〜 18:15 S421 (S421)

徳田 崇(奈良先端大)、當麻 真奈(関西学院大)

17:30 〜 17:45

[10p-S421-7] VHH抗体と表面プラズモンを用いたウイルス核タンパクの高感度検出

柳川 博人1、西尾 和晃1、榛葉 教子1、池内 江美奈1、河村 達朗1、塩井 正彦1、津本 浩平2 (1.パナソニック株式会社、2.東京大工)

キーワード:バイオセンサ、プラズモン、抗体

空気中に存在する微量のインフルエンザウイルスの検出への適用を目指して,ウイルスの核タンパク質を高感度に検出する技術を開発した.高感度化のため,抗原となるインフルエンザウイルスの核タンパク質に対して新規抗体(VHH抗体)による抗原抗体反応を用い,VHH抗体に標識した蛍光色素からの発光を表面プラズモン共鳴により増強する検出方法を検討した.その結果,緩衝溶液中に核タンパク質を分散させた実験において,小型で結合能の高いVHH抗体,スパッタで作製した発光増強度を高めたプラズモン基板,エチレングリコールを含む混合系の自己組織化単分子膜を用いることにより,1pMの核タンパク質の検出が可能であることを実証した.