[10p-S423-1~13] CS.7 7.4 量子ビーム界面構造計測、9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

[10p-S423-1] [講演奨励賞受賞記念講演] 第一原理計算と遺伝的アルゴリズムによる有機－無機ハイブリッド材料の状態図予測

〇横山 智康¹、大内 暁¹、井垣 恵美子¹、笹川 崇男² (1.パナソニック(株)、2.東工大)

キーワード：第一原理計算、ペロブスカイト太陽電池、マテリアルズ・インフォマティクス

有機－無機ハイブリッド材料からなるペロブスカイト太陽電池は、その発見からわずか数年で変換効率が20 ％を超え、類まれな性能向上の速さが注目されている。このようなハイブリッド材料は有機分子と無機結晶の組み合わせから多種多様な材料が報告されている。しかしながら、その多様性と結晶構造の複雑さゆえに、汎用的にハイブリッド材料を計算により探索することは難しかった。そこで本研究では第一原理計算と遺伝的アルゴリズムによる構造予測手法を組み合わせ、無機結晶骨格の組成ごとに結晶構造を予測し、さらにそれらを統合することで状態図の作成を行った。当日は有機分子の異なるハイブリッド材料の結晶構造や状態図についても議論する。