2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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コードシェアセッション » 【CS.7】7.4 量子ビーム界面構造計測、9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

[10p-S423-1~13] CS.7 7.4 量子ビーム界面構造計測、9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

2019年3月10日(日) 13:30 〜 17:15 S423 (S423)

笹川 崇男(東工大)、河底 秀幸(東北大)、豊田 智史(京大)

15:30 〜 15:45

[10p-S423-8] 室温ハーフメタルCo2TiSnの単結晶育成と物性評価

小柳 海人1、村瀬 正恭1、笹川 崇男1 (1.東工大フロンティア研)

キーワード:ハーフメタル、ホイスラー化合物、単結晶

強磁性ホイスラー合金Co2TiSnはハーフメタルの有望な候補物質である。​第一原理計算によって得られたDOSから、Co2TiSnはハーフメタリックな電子状態を持つことが分かった。電子状態に基づく詳細な物性評価のためにセルフフラックス法を用いてCo2TiSnの単結晶育成を行った。得られた単結晶の磁化の磁場依存性から、Co2TiSnの磁気異方性定数を算出した。また、ホール抵抗の磁場依存性から、温度上昇に伴い増加する異常ホール効果を室温以上で確認した。