2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.9 化合物太陽電池

[10p-W321-1~16] 13.9 化合物太陽電池

2019年3月10日(日) 13:15 〜 17:30 W321 (W321)

石塚 尚吾(産総研)、宮崎 尚(防衛大)

16:00 〜 16:15

[10p-W321-11] Cu2Zn(Sn,Ge)Se4表面およびCdS/Cu2Zn(Sn,Ge)Se4ヘテロ界面の電子状態評価

永井 武彦1、岩本 悠矢2、谷川 昂平2、濱田 博也2、太田 信義2、反保 衆志1、Kim Shinho1、柴田 肇1、松原 浩司1、仁木 栄1、寺田 教男2 (1.産総研、2.鹿児島大)

キーワード:CZTGSe、ケステライト、正/逆光電子分光法

本発表では、正・逆光電子分光法(UPS・IPES)ならびにX線光電子分光法(XPS)を用い、Cu2Zn(Sn,Ge)Se4 (CZTGSe)の表面電子状態、ならびに、CdS/CZTGSeヘテロ接合界面の電気的接合状態について明らかにしたので、これらに関する報告を行う。レーザー照射条件下におけるXPS測定を行うことで、フェルミ準位は、表面欠陥により強くピン止めされていない事を明らかにした。また、CZTGSe上にCdSを段階的に堆積しつつ、XPS、UPS、IPES測定を行うことで、伝導帯オフセット(CBO)および価電子帯オフセット(VBO)を求めた。その結果、伝導帯の接合状態は、スパイクからフラット構造へと変化する事が明らかとなった。