2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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コードシェアセッション » 【CS.5】6.1 強誘電体薄膜、13.3 絶縁膜技術、13.5 デバイス/配線/集積化技術のコードシェアセッション

[10p-W631-1~12] CS.5 6.1 強誘電体薄膜、13.3 絶縁膜技術、13.5 デバイス/配線/集積化技術のコードシェアセッション

2019年3月10日(日) 13:45 〜 17:00 W631 (W631)

小林 正治(東大)、清水 荘雄(東工大)、藤井 章輔(東芝メモリ)

16:45 〜 17:00

[10p-W631-12] TCADによる強誘電体負性容量分極のコヒーレンシーとその時間的発展のシミュレーション

太田 裕之1、池上 努1、福田 浩一1、服部 淳一1、浅井 栄大1、遠藤 和彦1、右田 真司1、鳥海 明2 (1.産総研、2.東大)

キーワード:強誘電性、負性容量、急峻サブシュレショルド係数

不均一な強誘電体分極を考慮したモデルを内製TCAD(Impulse TCAD)で開発し、マルチドメイン状態からシングルドメイン負性容量状態の分極への遷移過程を計算した。具体的には、金属/強誘電体/SiO2層/金属構造において、自発分極した2つのドメイン状態を初期状態にする。その後、0Vにした状態で分極の時間発展を計算した。その結果、分極間の相互作用が強く、分極ドメイン壁がデバイスサイズより大きい場合はシングルドメインとなるが、相互作用が弱くなるにつれ、マルチドメイン分極が維持されやすくなることを明らかにした。