2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[10p-W833-1~17] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2019年3月10日(日) 13:15 〜 17:45 W833 (W833)

正井 博和(産総研)、吉田 憲充(岐阜大)、中岡 俊裕(上智大)

16:30 〜 16:45

[10p-W833-13] アモルファスGe40S60薄膜の光酸化現象 -X線・中性子反射率法による光酸化膜の観測-

坂口 佳史1、花島 隆泰1、青木 裕之2、アルアミン サイモン3、マリア ミトコバ3 (1.CROSS、2.原子力機構、3.ボイジー州立大学)

キーワード:アモルファスカルコゲナイド、光酸化、X線・中性子反射率法

我々は、アモルファスGe44S56薄膜に大気中で約80mWの441.6 nmのレーザー光を照射し、ラマン散乱測定を行うと、はじめはGe40S60バルクと同じ形状のスペクトルであったのが、徐々に変化し、約20分後にはGe33S67 (GeS2)と同様のスペクトルに変化することを見出した。本講演では、X線・中性子反射率法を用い、表面に生成されたと考えられる光酸化膜の存在を確認し、その厚みや、光照射中の時間変化について調べた結果を報告する。