15:00 〜 15:15
△ [10p-W833-8] 低温イットリア原子層堆積法の開発
キーワード:原子層堆積法、イットリア、高誘電率材料
イットリア(Y2O3)は高誘電率材料であるため、MOSFETのゲート絶縁膜への応用が期待されている。従来のY2O3薄膜の製膜手法は200 ℃以上の高温を必要とするため、高温で変性する有機基板上での成膜は困難であり、Y2O3薄膜をフレキシブルデバイスに応用することは困難である。我々はtris(butylcyclopentadiyl)yttriumを原料ガスに、プラズマ励起加湿アルゴンを酸化ガスに用いた低温Y2O3ALDを開発した。基板の加熱温度は80 ℃程度であるためフレキシブル基板へのY2O3薄膜の形成も可能になる。