2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[11a-M111-1~10] 12.1 作製・構造制御

2019年3月11日(月) 09:00 〜 11:45 M111 (H111)

臼井 博明(農工大)

09:15 〜 09:30

[11a-M111-2] イオン液体ゲルを用いた強誘電性液晶垂直配向表示デバイスの低電圧駆動

高西 陽一1,3、西山 伊佐2,3、山本 潤1,3 (1.京大院理、2.DIC、3.JST-CREST)

キーワード:液晶、アンカリング、イオン液体

昨年、強誘電性液晶(FLC) 垂直配向表示デバイスにおいて、基板界面に光重合性ネマチック液晶を塗布し、界面に液晶性を持たせることでFLCのC−ダイレクタのアンカリングに影響を与え、駆動電圧が低下することを報告した。今回はこれに加え、極性相互作用により電極部に自発的にイオン液体が吸着、これをゲル化して固定化することでIPS電極部の界面改質を期待し、イオン液体ゲル化剤を混合したFLCを注入し、電気光学測定を行って従来のセルと比較した結果、同じ駆動電圧で透過率がかなり大きく向上したことを報告する。