[11a-M136-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[11a-M136-1] 注射針から射出後に自己展開可能なポリウレタン系形状記憶ポリマーからなるナノ薄膜

〇(PC)山岸 健人¹、野尻 晃宏²、岩瀬 英治²、橋本 道尚^1,3 (1.DManD, SUTD、2.早大院基幹理工、3.EPD, SUTD)

キーワード：形状記憶ポリマー、ナノ薄膜、磁性ナノ粒子

ポリウレタン系形状記憶ポリマー（SMP）の温度依存的な形状記憶効果に着目し、注射針から射出後に自己展開可能なナノ薄膜（膜厚：710 nm）を開発した。表面に磁性ナノ粒子を担持した15 mm四方のSMPナノ薄膜（MNP-SMPナノ薄膜）は、20Gの注射針（内径：0.603 mm；外径：0.9081 mm）から射出可能であり、SMPの形状記憶効果により、射出後速やかに平坦な自立膜へと自発的に展開した。また、水中に浮遊するMNP-SMPナノ薄膜は、外部磁場により誘導可能であった。