2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[11a-S222-1~12] 12.4 有機EL・トランジスタ

2019年3月11日(月) 09:00 〜 12:15 S222 (S222)

松島 敏則(九大)、硯里 善幸(山形大)

10:15 〜 10:30

[11a-S222-6] 長鎖アルキルカチオン-ケイ素含有アニオンイオン液体を用いた高効率電気化学発光セル

平松 考樹1、鈴木 貴斗1、酒井 平祐1、村田 英幸1 (1.北陸先端大 先端科学技術)

キーワード:電気化学発光セル、スーパーイエロー、イオン液体

LECは,発光層が発光材料と電解質からなる発光素子である.これまでに我々は,ケイ素含有アニオンを有したイオン液体(IL)を電解質とし,高効率LECを実現してきた.本研究では,ILに長鎖アルキルカチオンを持つHTDP-TMSC3SO4を用いた.長鎖アルキルカチオンを用いることでILと発光材料の相溶性を向上し高効率LECの作製を試みた発光層へのILの添加濃度および膜厚を最適化することにより,キャリアの注入バランスの制御を行うことで13.67 cd/Aの高い電流効率を実現したので報告する.