[11a-W631-1~10] 3.11 フォトニック構造・現象

[11a-W631-2] トポロジカルコーナー状態によるフォトニック結晶ナノ共振器の実現

〇太田 泰友¹、Feng Liu²、勝見 亮太³、渡邉 克之¹、若林 克法^2,4、荒川 泰彦¹、岩本 敏^1,3 (1.東大ナノ量子、2.関西学院大、3.東大生研、4.NIMS)

キーワード：トポロジカルフォトニクス、フォトニック結晶、光共振器

トポロジカルフォトニクスの活用により、高集積かつ欠陥等に対して堅牢な光集積回路の実現が期待される。なかでも、トポロジカルエッジ状態を活用した光導波路が注目を集め、活発に研究が進められている。しかし、同系において、一層の高集積化に重要な光ナノ共振器の開発は進んでいない。その中で我々は、０次元エッジ状態によるナノ共振器とそのレーザ応用を報告してきた。さらには、トポロジカルコーナー状態[3]を用いたフォトニック結晶(PhC)ナノ共振器の検討を進めてきており、今回、その実験観測に成功したので報告する。本報告は、ナノフォトニクス技術を用いた高次トポロジカル状態の初の実験実証と位置付けられる。