2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[11a-W641-1~10] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2019年3月11日(月) 09:00 〜 11:45 W641 (W641)

島 久(産総研)、橘田 晃宜(産総研)

10:00 〜 10:15

[11a-W641-5] Li 蒸気結晶成長法による高配向性多孔質コバルト酸リチウム結晶膜の作製

橘田 晃宜1、倉谷 健太郎1 (1.産総研)

キーワード:リチウムイオン電池、コバルト酸リチウム、結晶膜作製

本発表では多孔質性と配向性を両立させたコバルト酸リチウム結晶膜の作製に関して報告する。コバルト酸リチウムはリチウムイオン電池の正極として利用されている。多孔質性と結晶配向性を両立させた結晶膜は電池応用にとって理想的であると考えられる。我々は CoO 基板と揮発性 Li 塩を高温で反応させることで、基板上に上記の形態を有するコバルト酸リチウム結晶膜が作製可能であることを見出した。本発表ではその形成機構と電池特性に関しても報告する。