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[11a-W933-10] 温度可変原子間力顕微鏡を用いた臨界カシミール効果の計測
キーワード:臨界カシミール効果、原子間力顕微鏡、相分離
2成分系が相分離する臨界温度近くで、ゆらぎの相関長の増大によって生じる臨界カシミール効果を、温度可変機能を持つ原子間力顕微鏡で測定した。ルチジンー水の混合液中で、親水性のマイカ基板とカンチレバーに貼付したガラスコロイド粒子の間の相互作用を、磁気変調法で計測した。温度が臨界温度マイナス0.6 ℃から0.1 ℃ずつ上昇するにつれ、0.1 μm程度の近距離域で力勾配が大きく変化していく様子を観測した。