[11p-M111-1~19] 12.1 作製・構造制御

[11p-M111-16] 基板温度による尿素オリゴマー蒸着膜の凝集構造変化と分子間水素結合

坂倉 悠介¹、〇福島 達也¹、森本 勝大^1,2、小柴 康子¹、堀家 匠平¹、石田 謙司¹ (1.神戸大院工、2.富山大院理工)

キーワード：尿素オリゴマー、分子配向、分子間水素結合

高い熱安定性・耐溶媒性に加え、分子間水素結合および尿素基由来の大きな電気双極子モーメント（4.9D）を持つポリ尿素は、その分子配向制御により優れた電気特性が期待される。しかし、高分子由来の構造制御の難しさから高結晶、高配向性な薄膜作製は難しい。本研究では尿素モノマー11量体のオリゴマー（OUA11，Fig.1）を用いて、真空蒸着時の基板温度（T_s）によるOUA薄膜内の分子配向性と分子間水素結合変化について、凝集構造および電気特性評価を通して議論する。