2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[11p-M111-1~19] 12.1 作製・構造制御

2019年3月11日(月) 13:15 〜 18:30 M111 (H111)

増原 陽人(山形大)、久保野 敦史(静大)

14:30 〜 14:45

[11p-M111-6] 分子歪みに支配されるカロテノイド色素ナノ粒子の光学特性

鈴木 龍樹1、安原 主馬2、岡田 賢1、出口 茂1 (1.海洋機構、2.奈良先端大)

キーワード:カロテノイド、ナノ粒子、分子歪み

カロテノイド色素ナノ粒子の吸収スペクトルはバルク結晶に比べて短波長シフトする。これはナノ粒子がバルク結晶とは異なる会合状態を持つことを示唆する結果だと考えられている。対して今回、カロテノイド色素ナノ粒子の詳細な構造解析を行ったところ、カロテノイド色素の「分子歪み」による有効π共役系の変化がナノ粒子の光学特性を支配する重要因子であることを強く示唆する結果を得たので報告する。