2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[11p-M116-1~15] 1.5 計測技術・計測標準

2019年3月11日(月) 13:15 〜 17:00 M116 (H116)

寺崎 正(産総研)、阿部 恒(産総研)、天野 みなみ(産総研)

15:45 〜 16:00

[11p-M116-11] 原子間力顕微鏡法における薄膜破壊プロセスの解析(Ⅱ)

石原 浩行1,2、〇若家 冨士男1、村上 勝久2、長尾 昌善2、宮戸 祐治1、山下 隼人1,3、阿保 智1、阿部 真之1 (1.阪大院基礎工、2.産総研、3.JSTさきがけ)

キーワード:原子間力顕微鏡

原子間力顕微鏡(AFM)を用いて薄膜試料(脂質二重膜など)を観測する際に,薄膜試料が破壊される現象を経験している.この現象は,薄膜試料の厚さやサイズやヤング率,測定に用いるカンチレバーのバネ定数や探針径,さらに,測定時の周波数や振幅など,非常に多くのパラメータに依存したものである. しかし, これら多くのパラメータを考慮し,具体的に試料破壊の条件を求める理論や実験の報告はない.本研究では,様々な材料や膜圧のフリースタンディング膜を実際に AFM プローブで破壊するときの力を計測し,理論と比較検討する.