[11p-M135-1~13] ナノ物質光マニピュレーションが拓く新奇現象・機能・技術

[11p-M135-4] 近接場光と単一分子の相互作用の原子スケール解析：
単一分子の光マニピュレーションに向けて

〇今田 裕^1,2 (1.理研、2.JST さきがけ)

キーワード：走査トンネル顕微鏡、近接場、単一分子

貴金属のナノスケールのギャップには、局在表面プラズモン（LSP）モードが形成され強い共鳴を示すことが知られているが、これまでLSPと物質の相互作用の詳細は未解明であった。本講演では、光マニピュレーションの基礎となる分子とLSPの電磁場の相互作用を、走査トンネル顕微鏡（STM）を用いて原子スケールの精度で解析した結果を発表する。特に、LSPの電場の偏極やその空間分布に注目し議論を行う。