2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[11p-PB1-1~40] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2019年3月11日(月) 13:30 〜 15:30 PB1 (武道場)

13:30 〜 15:30

[11p-PB1-29] 完全吸収に向けたプラズモンメタ表面の設計

藤 直毅1、熊谷 拓洋1、西島 喜明2 (1.横国大理工、2.横国大工)

キーワード:プラズモニクス

金属ミラー層-誘電体スペーサ層-金属ナノ構造層の3層から成る光吸収型プラズモンメタ表面は様々なセンシングへ応用が期待されている。入射光の電界によって金属ナノ構造に電流が流れ、金属ミラー層には逆平行電流が流れる。これにより局在表面プラズモン共鳴時、電磁界が誘電層に局在し、光が反射しなくなる。また金属ミラー層によって透過が妨げられる。このため、共鳴波長で完全吸収体となる。
我々はこれまで実験的に波長4 mm付近で吸収率90%を示すメタ表面の作製に成功し 、また熱光源や赤外検出器への応用を示してきた。本研究では更に100%近い吸収体を目指してFDTD(Finite Difference Time Domain)による設計と試作を行ったので報告する。