2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[11p-PB4-1~80] 2 放射線(ポスター講演)

2019年3月11日(月) 16:00 〜 18:00 PB4 (武道場)

16:00 〜 18:00

[11p-PB4-18] ニュートリノレス二重β崩壊検出用液体シンチレータに装荷する有機修飾SrMoO4ナノ粒子合成に及ぼすpHの影響

荒井 紗瑛1、横 哲2、成 基明2、笘居 高明3、阿尻 雅文2、越水 正典1、藤本 裕1、浅井 圭介1 (1.東北大院工、2.東北大WPI-AIMR、3.東北大IMRAM)

キーワード:ニュートリノレス二重ベータ崩壊、シンチレータ、超臨界水熱合成

素粒子物理学の重要な課題であるニュートリノレス二重ベータ崩壊の存否検証のために,線源核種が多量装荷され,同核種を含む化学種がシンチレーションを阻害しない,液体シンチレータの開発が求められている.この局面を打開するための策として,我々は,液体シンチレータ中への当該金属含有ナノ粒子の高濃度分散を案出し,線源核種としてMoを選択し,アルカリ土類金属モリブデン酸塩ナノ粒子の亜臨界水熱合成を行ってきた.本講演では,有機修飾SrMoO4ナノ粒子の合成過程において,溶媒のpH変化がナノ粒子構造に及ぼす影響および,最適条件下で合成した有機修飾ナノ粒子を装荷した液体シンチレータの性能評価を報告する.