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[11p-PB4-60] Rb2O-BaO-P2O5ガラスの作製と放射線誘起蛍光特性及び光学特性
キーワード:シンチレーション、ガラス
実用化シンチレータに使用されているホスト材料のほとんどは単結晶であり、ガラスシンチレータは限られた用途でのみ扱われているのが現状である。しかしながら、ガラスは単結晶と比べて大面積化が容易であり、加工性に優れていることから、シンチレータのホスト材料として有望である。また、発光中心として、特に3価の希土類であるCe3+の5d-4f 遷移に伴う発光は、比較的高い発光量と速い蛍光寿命を示すことが明らかとなっており、シンチレータホストへの賦活材として適している。本研究ではγ線に対する相互作用を考慮して、比較的重元素で構成されたRb2O-BaO-P2O5ガラスに着目し、発光中心としてCeを添加することで5d-4f 遷移に伴う発光の発現を試みた。