2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.4 アナログ応用および関連技術

[11p-S321-1~17] 11.4 アナログ応用および関連技術

2019年3月11日(月) 13:45 〜 18:30 S321 (S321)

成瀬 雅人(埼玉大)、川上 彰(情通機構)、武田 正典(静大)

16:30 〜 16:45

[11p-S321-11] 検出器との結合強化によるマイクロ波多重読出回路の低雑音化

中島 裕貴1,2、〇神代 暁1、平山 文紀1、山森 弘毅1、永沢 秀一1、山崎 典子2、満田 和久2 (1.産総研、2.宇宙航空研)

キーワード:マイクロ波多重読出回路

RF-SQUIDを利用するマイクロ波帯周波数多重読出回路(MW-Mux)は、多画素超伝導検出器の読出配線数削減と配線経由の極低温への流入熱低減に優れる。一方、MW-Muxの入力換算雑音電流√SI[A/√Hz]の報告値は、既存DC-SQUIDの単画素読出の値に比べ1桁悪い。素子構造上生じる半波長共振により、検出器-SQUID結合度Mの増大による低雑音化が困難であったDC-SQUIDの問題点を回避し、MW-MuxにおけるM増大による低雑音化に成功した。