[11p-S622-1~10] 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

[11p-S622-3] W⁶⁺イオン共添加Ce:Gd₃Ga₃Al₂O₁₂についてシンチレータ特性の
添加濃度依存性および1インチサイズ単結晶作製

〇(M1)上野 睦実¹、金 敬鎭¹、鎌田 圭^2,3、二瓶 貴之³、吉野 将生¹、山路 晃広¹、佐藤 浩樹²、黒澤 俊介^2,4、横田 有為²、大橋 雄二²、吉川 彰^1,2,3 (1.東北大金研、2.東北大NICHe、3.㈱C&A、4.山形大理)

キーワード：シンチレータ、単結晶

Ce添加Gd­_{3­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­}Ga₃Al­₂O₁₂単結晶は密度が高く、短い減衰時間、高い発光量と優れた特性を有することが報告されている。 先行研究として、六価のWイオンを500 ppm共添加したCe:GGAGをマイクロ引き下げ法により作製したところ、Ceのみ共添加したGGAG単結晶に比べ発光量が108%に増加し、一方で蛍光寿命はわずかに短寿命化した。今回、我々はµ-PD法によるW共添加Ce:GGAGを作製とチョクラルスキー法により1インチサイズのWイオンを共添加したCe:GGAG単結晶を作製を行い、シンチレータ特性における共添加濃度依存性を評価した。