[11p-S622-1~10] 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

[11p-S622-6] ミストデポジション法による CsPbBr₃ 厚膜の作製

〇春田 優貴¹、池之上 卓己¹、三宅 正男¹、平藤 哲司¹ (1.京大院エネ科)

キーワード：ペロブスカイト

CsPbBr₃はその優れた放射線吸収能力と電荷移動特性から、非常に高感度の放射線検出器を実現する検出器母材として注目されている。ところがCsPbBr₃の作製は薄膜や単結晶に留まっており、厚膜の作製技術が確立されていない。そこで、ミストデポジション法を用いてCsPbBr₃膜の厚膜化を検討した結果、基板に対して結晶が柱状に成長したCsPbBr₃厚膜の作製に成功した。本手法は大面積化を得意としており、画像診断用の放射線撮像素子等への応用が期待できる。